顔にできたシミの種類を知る

顔に出来てしまったシミを取る(消す)ことを目指す時、まずはそのシミの種類を知ることが重要となってきます。顔の中にできたシミが1種類だけ・・・ってことは少なくて、複数種が混在していることが普通といえますが、特徴を理解した上でシミ取り対策を考えるのが王道です。

ちなみに管理人の場合は、分かりずらいものは美容皮膚科へ行って「ここのシミは何てシミですか?」と聞くことにしています。図々しくそれから対策を練ります・・・(笑)

顔にできたシミの種類

 

日光性色素斑(脂漏性角化症)老人性色素斑

一番よく見かけるノーマルなシミで、濃い目褐色の類円形で境界明瞭なシミです。おおよそ1cm以下のシミが多くて、顔だけではなく腕や首の後ろ側など身体にもできます。これは、過去に浴び続けた紫外線によってできたメラニン色素が、加齢や皮膚の表皮細胞が光老化などの影響で沈着したものと考えられます。ですから顔にできる場合には、紫外線の影響を受けやすい頬骨のあたりにできることが多いようです。

ピーリングなどで古い角質を落とすことによって、皮膚のターンオーバーが正常になってメラニンの排出スピードが速まりますので

一度できてしまった老人性色素斑はなかなか改善しにくいのですが、日焼け止めなどの紫外線対策と毎日の美白ケアをしっかりすれば防ぐことができますので、こまめな努力をしましょう!

 

ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)

あざの一種で、両頬の上部に現れることが多く遅発性太田母斑様色素斑と呼ばれることもあります。大きさは2mm位でまとまって十数個できていて、色は青みがかったものが多いですが灰色や濃褐色なども見られます。境界はぼんやりしていて、左右対称に現れることが多く、遺伝性の場合は20~30歳代でも出来ます。女性に多いことから、ホルモンバランスの乱れも関係いているのかもしれませんね。残念ながら、まだ明確な原因はわかっていません。

直接的な原因は、メラニン色素をつくるメラノサイトが真皮内(肌深層)に出来てしまうこと。一般的なシミの場合には、肌のターンオーバーとともにメラニン色素が排出されていきますが、ADMは表皮よりも深いところにメラニンがあるため排出までには長い期間が必要になります。表皮のターンオーバーは健康な人で28日周期と言われていますが、真皮のターンオーバーは6年・・・。真皮に発生するADMは、レーザーなどの肌深層まで届く治療が早道だと思います。

 

肝斑( かんぱん)

肝斑は、左右対称に現れる輪郭がはっきりした薄い褐色のシミです。目の下付近から骨上、額、鼻の下などに左右対称にできることが多く広範囲なのが特徴です。30代~40代の女性に多く見られ、妊娠後期や更年期、経口避妊薬で出来やすいことから、ホルモンバランスが影響すると考えらてれます。高齢になると少しづつ薄くなって消えてなくなります。また日差しの強い夏場に濃くなり紫外線が弱まる冬場に薄くなったりします。紫外線が多くあたる場所に肝斑がよくできますので、強い刺激や紫外線には細心の注意が必要です。

参考記事→顔のシミを取る【肝斑かんぱん】編

 

そばかす(雀斑・雀卵斑(じゃくらんはん)

この「そばかす」についての説明は不要だと思いますが、小さな薄茶色のシミが鼻を中心に頬骨あたりに散らばるようにできるのが特徴です。そばかすができる年齢は小さな子供から中年までいろいろで、顔以外にも、手や背中、肩、デコルテにもできることがあります。

原因としては白人の子供に多く見られるように、ソバカスは遺伝的な要素が強く、紫外線の影響で濃くなります。だんだん大人になるにしたがって消えていくことがありますが、加齢が原因の場合には簡単には消すことができないようです。子供でそばかすができている場合は、紫外線などの刺激を受けやすくメラニン生成が活発な肌と云えますが、紫外線対策やレーザー治療はできませんので思春期を過ぎるまでは、日焼け止めや美白化粧水程度で見守るしかありません。皮膚科の専門医の話では、ソバカスだけという人は少なくて太田母斑がまじっていることも多いそうです。

後天的なそばかすの原因のほとんどは紫外線ですから、季節にかかわらずに紫外線対策と美白ケアをしっかりするのが得策です。

 

太田母斑(おおたぼはん)

女性にできやすく顔の片側にできる(両側に出来ることもある)特徴を持つシミで、額、眼瞼、頬に多く、皮膚の深いところ(真皮)にあるシミです。また、赤ちゃんで生後1年程度から現れるシミでもあります。この場合は成長とともに大きくなることが知られています。保険診療OKのクリニックもあるので相談してみるのもいいですね!

 

炎症後やレーザー治療後などの色素沈着

ニキビの炎症後や化粧品かぶれ、皮膚炎、レーザー治療後にその場所にできる色素沈着シミで、一時的なものもいつまでも残ってしまう場合もあります。肌の細胞が破壊されていると、ターンオーバーが正常に行われずに残ったメラニンが真皮層に到達し色素沈着としてシミとなります。色は、赤黒いものから褐色や黒に近いものまでいろいろで、炎症や治療の経過によって変化します。原因としては、紫外線はもちろん過度な刺激が加わることによってメラニンの過剰な生成などが考えられます。

この炎症性の色素沈着は、早めにケアをすることで治りやすいシミなので、ビタミンC誘導体やハイドロキノンなどの美白成分が含まれている美白化粧品が非常に有効です。(レーザー治療後では、美容皮膚科で塗り薬として処方されると思います。)